ふと気がつくと、また電灯を点けっ放しで寝ていた。
何かの本(時代小説だとてき面だが)を読みながら寝るのが、すっかり
くせになってしまって、そのまま寝入ることが多い。
昨夜も図書館から借りた本を握り締めて、ウトウト~としていた。
あぁ… もうちょっとで寝れる~といつものように気持ちよく夢見心地
だった。いつもと違うと言えば、蒸し暑さが増していたぐらい。
と、突然ベッドの下で異音が!
ピピピピピピピピピピピッピピッピピピピピッピピピピッピピ~~~
何事!とあせって飛び起きる。
・・・・・・携帯電話の充電切れ。。。
せっかくの夢への入り口を遮断され、ちょっと不機嫌になる。
充電器を取り出すのも面倒なので、そのまま携帯電話は放り出して
もう一度読書、そして夢の中へ・・・・・
~~~~~ヴヴヴ~ヴヴヴヴヴヴヴヴ~ッヴヴヴヴヴッヴヴッヴ~
今度は、枕の下で何かが唸っている・・・・・
・・・・・また別の携帯。マナーモードにしているし、目覚まし代わりに使う
ため、枕の下に置くようにしているのだが、まだ真夜中の3時。
着信アリ! (あのメロディーは流れてはいなぃ)
誰だ?と思い、ディスプレイを見る。
「非通知設定」
。。。。。ボーっとその文字を見ていると、切れた。
怒りと眠気を抑えて再度、今度は本格的に眠りにつこうと珍しく電灯を
消す。。。。。およそ3分・・・・・ヴッヴヴヴヴヴッヴヴッヴヴッヴヴッヴ~
携帯を手にする・・・
「非通知設定」
当然その電話に出ず、設定を「非通知拒否」に変える。
仕事で使用するため、通常は「非通知」でも出なきゃならないから滅多に
設定を変えることはしないが、眠さには勝てなかった。
なんとか眠りについて、いい夢を見てた。(何の夢かはナイショ)
朝起きてすっかり携帯電話の1台は電源を切り、1台は設定を変えたのを
忘れていた・・・・・
大事な仕事の電話を受け損ねた・・・・・
真夜中に鳴る電話なんて。。。だいっきらいだ~~~!!!
=Tb:AS記=